仮想通貨の取引所と販売所の違い知ってる?

取引所と販売所の違い知ってますか?

仮想通貨の購入に興味があるみなさんこんにちは!
仮想通貨で人生変わった僕です。

仮想通貨を購入するには、一般的に「取引所」「販売所」を利用します。
みなさんは「取引所と販売所の違い」正しく理解してますか?
ちゃんと理解して使い分けないと、気付かないところで損をしてしまうんです。

実際、仮想通貨をはじめたばかりの頃の僕は、「名前の違い」くらいにしか認識していませんでした。
そのおかげで今思い返すと結構な損をしていたんですよね…。

この記事では、「取引所と販売所の違い」にスポットをあてて、それぞれのメリットとデメリットを解説してみたいと思います。

「取引所」「販売所」とは?

仮想通貨を購入するにはまず、「仮想通貨取引所」に自分専用の取引口座を開設する必要があります。
「仮想通貨取引所」として代表的なのが「bitFlyer」「coincheck」です。
そしてこの「仮想通貨取引所」の中で、実際に購入や売却の手続きをするのが「取引所」と「販売所」になります。
同じ「取引所」という名前を使っていますが、「仮想通貨取引所」はサービス全体の総称で、「取引所」はその中の仮想通貨を売買する機能の一つです。
混同しがちですが間違えないようにしましょうね。

「取引所」と「販売所」の違い

大きく別けて3つの違いがあります。

1:売買の相手が違う

「取引所」での売買の相手は「個人」です。
仮想通貨を売りたい人と買いたい人が、それぞれ売買の値段を提示します。
そしてマッチングが成立すると購入・売却が出来るようになっているのが「取引所」です。
イメージは「オークション」ですね。
こう書くと少し難しく感じるかもしれませんし、実際のやりとりには慣れが必要かもしれません。
ですが、ユーザーがするのは「売買希望価格」と「数量」の入力だけなので、意外と簡単です。

「販売所」での売買の相手は「仮想通貨取引所」です。
「仮想通貨取引所」が持っている仮想通貨を購入したり、仮想通貨を買い取ってもらえるのが「販売所」です。
イメージは「リサイクルショップ」ですね。
仮想通貨は株と同じで「安く買って高く売る」ことで利益が出ます。
仮想通貨取引所も慈善事業ではありません。
「販売所」での購入は市場価格より割高で、売却は市場価格より安く設定されているのは「仮想通貨取引所」が会社としての利益を出すためです。

2:売買手続きが違う

「取引所」での売買で重要になってくるのが「現在の売買価格」です。
掲示板のような枠に「希望購入価格」「希望売却価格」が表示されます。

bitcointorihiki01

黄緑の文字が「希望売却価格」で朱色の文字が「希望購入価格」です。
そしてこの二色の文字の境目が売買が成立する金額です。

購入の際は、朱色の文字の一番上の金額より高い金額を提示すると、購入の待ち列一番前に並ぶことが出来ます。
この時提示した金額が、黄緑の一番下の金額よりも高く、希望の数量が確保出来れば売買成立です。
なお、より高い購入金額が提示された時点でリストはリアルタイムに更新されていきます。
なので、価格が上昇するタイミングだと順番がまわってこなくて購入が出来ないこともありますので注意が必要です。

同様に売却の際は、黄緑の文字の一番下の金額より低い金額を提示すると、売却の待ち列の一番後ろに並ぶことが出来ます。
この時提示した金額が、朱色の一番上の金額よりも低く、希望の数量を提供出来れば売買成立です。
なお、より低い売却金額が提示された時点でリストはリアルタイムに更新されます。
なので、価格が下降するタイミングだと順番がまわってこなくて売却が出来ないこともありますので注意が必要です。

このように、リアルタイムな売買のやりとりの流れを読みながら、自身の希望売買価格を提示して取引を成立させるのが「取引所」です。
オークションサイトみたいだと思いませんか?

これに対して「販売所」での売買はいたってシンプルです。
「仮想通貨取引所」が提示している金額を支払えば購入出来ますし、提示している金額に同意すれば売却が成立します。

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提示されている価格は「取引所」の価格よりも購入は高く、売却は安いです。
流れを読んだり順番を待つ必要がないので、自分のタイミングでの売買が可能になります。
リサイクルショップで本やCDを買ったり売ったりするのに似てますよね?

3:売買金額・手数料が違う

「取引所」での売買の金額は「市場価格前後」です。
個人間での売買なので「仮想通貨取引所」間での差はありますが、極端に高かったり安かったりはそんなにありません
ただし、購入の際に手数料が発生することがありますので、そこは各「仮想通貨取引所」でご確認ください。

「販売所」での売買の金額は「市場価格±5%前後」です。
一番の違いとして顕著なのはこの部分で、「取引所」での売買と極端な金額差が発生しています。
なお「仮想通貨取引所」が各社のルールに従って金額を決定していますので、「仮想通貨取引所」間の価格の差はありますが、大差はないです。
現状は「販売所」での手数料を無料にしている「仮想通貨取引所」も多いので、手数料単体では取引所よりもお得に見えます。
ですが、「販売所」での売買価格には見えない手数料が含まれている状態なので、「取引所」での価格よりも「販売所」の価格の方がずっと損です。

「取引所」と「販売所」のメリットとデメリット

取引所

□メリット

  • 販売所よりも安く買え、高く売れる

□デメリット

  • 操作に慣れる必要がある
  • 相場の動きに左右される
  • 買いたい時に買えなかったり売りたい時に売れないこともある

仮想通貨は短期間での価格の上下が激しいので、「出来る限り安く買って出来る限り高く売る」短~中期での売買に向いています
そのためには、相場の上下を読んで可能な限りお得に売買することが必須ですので、取引所での売買が適していると言えるでしょう。

販売所

□メリット

  • 確実にまとまった量の売買が出来る
  • 操作が簡単
  • 機械や仕組みに不慣れでも使える

□デメリット

  • 販売所よりも購入金額が高く、売却金額が安い
  • 売買直後は損が確定する(設定価格が市場価格より割高/割安のため)

仮想通貨は長期的に見ても発展途上の技術のため、長期的に見て価格の上昇が見込める技術です。
そのため、購入後長期間保有して価値の上昇を期待するのであれば、買いたい時に必要な数量が購入出来る販売所が適していると言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「取引所」「販売所」の違いは理解出来ましたか?
それぞれにメリットとデメリットが存在しています。

「取引所」を利用するのが向いている人は、

  • 相場の上下を読める人
  • いろいろ考えるのが好きな人
  • 操作や仕組みに適応出来る人
  • なるべくお得に売買したい人
  • 短~中期での売買を考えている人

「販売所」を利用するのが向いている人は、

  • 操作や仕組みに不慣れな初心者
  • あれこれ考えるのが面倒な人
  • 少々割高/割安でも確実に購入/売却したい人
  • 長期での保有で利益を出そうと考えている人

という使い分けが出来ます。

ちなみに僕は「簡単!」という言葉に釣られて販売所を使っていました。
しばらくは販売所での取引ばかりを使っていたので、今から思えばだいぶ損をしていたと思います。
でも、そこで慣れた経験があるから、今「取引所」と「販売所」のメリットを活かしながら使えていると思うんですよね。
みなさんも、「取引所」と「販売所」を正しく理解して、お得に取引してくださいね!